無駄に日焼け2004年夏、および銭湯秘話

kakiko2004-08-05

 ラクロス部一年コーチという微妙な役職についているため、検見川にある総合運動施設に一泊してきた。現役時代から幾度となくお世話になっている場所であり、今更目新しいこともないのだが、今回は初めて二人部屋に泊まった(いつもは大部屋)。さすがはコーチ、いやあ快適であることよと喜んでいたのもつかの間、この部屋ときたら、一階の外通路に面しているためか人々の往来激しく非常に騒々しい。また二階のドアの開閉に伴い発せられる騒音および振動も酷いものがあった。これは拙いことになった、しばし然るべきところに避難しようと、同室のさな子*1と連れ立って近くの銭湯に行くことにした。元来銭湯好きな私ではあるが、この銭湯はなかなか趣があって気に入った。下駄箱につっかけをしまいそそくさと引き戸を引くと、正面に番台、やや気難しそうな番頭が腰掛けている。愛想が良すぎる番頭は好みでないのでこの点もよしと思った。左手には昔小学校の校長室に置いてあったような応接セットとテレビ。もちろんプロ野球中継が放映されている。375円支払って中へ入ると広々とした脱衣所があり、当時のハイテク機器であるマッサージ椅子やヘルメット型のドライヤーなどが並んでいる。いよいよ浴場に入ると、おもての年季の入った様相とは裏腹に様々なタイプの浴槽とサウナ室が完備。寝そべりながら入れるジャグジー風呂や、漢方薬入りの風呂、打たせ湯などもあった。中でも目を引いたのは電気刺激の走る風呂。正式名称は忘れたが、なんでもその風呂には電気がぴりりと流れておりそれらの刺激は美容と健康に非常に良いとある。なぜぴりりが美容と健康に良いのかいまいち理解できないので悩んだ挙句今回は遠慮させて頂いたが。至福のときを過ごしたあとコンビ二でガリガリ君を買って帰る。道すがらガリガリいわせていると、道端に新鮮なトマトや熟れた桃なんぞを並べた屋台を発見して、これまたよい心持ちにさせられた。

*1:ラクロス部同期の子。現ゴーリーコーチ。テレタビーズに瓜二つ。