暗くなったついでに考えてみると

今年の七夕の際に、私はある思いをもって短冊にこうしたためた。「友達百人。」私に友人が少ないというのは周知の事実であるが、それというのもこれまで私は頑なに自分の世界を守ろうとしており、その世界に他人が入るのをよしとせず、常にある一定の距離を置いて他人と接していた。要は狭量な人間であったと。必然的に視野も狭くなり、自分本位な世界に安住、それだけならまだしも自分と異質なものに対する寛容さも無くなって偏見を抱きがちになっておったのです。これは拙いと。このままでは私が最も忌み嫌う、自分の考えに固執した視野の狭〜いおばはんになってしまう!それだけは避けたいと、大慌てで進路変更、友達百人計画を立ち上げた次第で。ええ。というわけでそれからというものの精力的に活動、未知の世界に3回転ダイブ、ちょっと溺れかけたりしつつも順調に友人を増やしてきたわけですよ。様々な世界や考え方の存在を知り、新たな興味や知識が増えたのは非常に喜ばしいことですね。が、所詮は根暗な人間、とうとう歪がやってきました。ていうか大好きです、独り。部屋の中心で体育座りしているときの心地よさ。ああ。思い返すに私はつい最近まで「独りでどこまでできるか大会」*1なんかを独りで開催して喜んでいた人間でしたよ。自分を見失っては本末転倒だゼ。というわけで、今後は「友達せめて15人以上」に目標変更ということにいたします。

*1:独りでお好み焼きやさんに行く、独りで大衆居酒屋に行く、独りで寄席に行く、などなど。「独りde焼肉」は未だ達成されていないが。