読書と秋、両方好きです

夕暮れ時、どうにもこうにももやもやした気分になってきたので急ぎ生協の書籍部へ向かった。こうしたもやを晴らすに相応しい本といえば真っ先に「恐ろしく暗い小説」が思い浮かぶのだが、うむ、ここ最近の秋めいた気候を考えるとそんな本を読んだらかえって逆効果が得られぬとも限らんよと。というわけでモヤモヤ病ofマイハートを患った私がその日チョイスしたのはツルゲーネフの「初恋」の新訳バージョンと、町田康いしいしんじの共著(というか対談)「人生を歩け!」の2冊。

で、本日は大学に行く気がしなかったので安物アイスコーヒーを飲み飲みしつつ窓際のソファでひたすら読書をしていた。以前mamiさんからお借りして第1弾である「人生を救え!」を読んでいたので大体の形式はわかっていたのだが、いやいやいやァ。この第2弾も随所でだははと噴き出してしまうことしきりでしたよ、ええ。強面のヤクザがドトールで大人しく並んでレジのお姉ちゃんに「エスプレッディ。」と注文するシーンとかね。エスプレッディて!案の定その場にいた連中は誰一人そのことには触れず淡々とやり過ごしたようですが、私だったら確実にぶふォーッですよ。そして今頃セメント漬けで東京湾に沈められてますよ。まァ以前カフェでバイトしておった時に所謂ちょい悪オヤジ風の客が「ええと、カフェテラ。」と言ってきた時は必死の態でもって笑いを堪え「かしこまりまひひゃァ」と返答したけれども。嗚呼ちょいダメオヤジ。まったくもって外来語は難しゅうござんすね。ア、どうでもいいが「ちょい悪オバン」てなんかちょいどころか最悪な響きだね!イメージとしてはパンチパーマdeぴちぴちスパッツのおばはんがスーパーの透明ビニール袋をとりまくってる感じかしら。あるいは「お一人様2本まで」の激安醤油を何度も並んで8本くらい買うおばはんとか。うむ、いずれもかなりちょい悪いぜ・・・うへぇ。