すいません、でもやめられないの。

kakiko2004-08-24

さてさて。いやあもうね、私は元来しつこい性格なんですよ、ええ、昨夜も訪れました、ジョナサン。「好きです、ジョナサン。」昨夜は実験が長引いてしまいまして、雨のしとしと降る中深夜1時すぎにやって参りました。昨日は雨のせいなのか益々人疎ら、ウェイターさんはイケメンでちょいと心弾んだね。イケメンに通された席に座りピリ辛牛筋雑炊なんぞをビシッと注文してほっと一息、ふと辺りを見回すと、前方3m地点に訳ありげなカップル発見!おお〜こりゃあ見るからに上司と部下、不倫じゃのう、ほほほと横目で観察しておると、酔いに任せて上司が強引に口説いておる、「好きになってもいい?」「え、でも・・。」「いやだから、好きになってもいいの?」「なんて答えればいいんですか?」「だからね、・・」などどイチャイチャし始めまして、おおこれは面白い、まだ二人はできておらんのかと再度見ていると、「そんなこと言われてもまだ会ったばかりだし、よく知らないから・・」ええっ?どういうこっちゃ?「インスピレーションだよ、好きになるってことは。どうなの?インスピレーション?」いやあんた、インスピレーション言われましても。「もう、帰りましょうよ。」「帰る?じゃ、帰ろうか?え、帰るって、帰らないけど。」などどおっさん意味不明なことを言いつつお姉さんに抱きついてましたね、おねえさんもまんざらじゃないのか、あまり抵抗しておらず、で結局二人一緒にジョナサンを後にしたと。うわわー、オトナの世界って。というわけでようやく勉強に取り掛かり、良い感じで集中していたのだが、しばらくすると一人のサラリーマン風の男がやってきて、徐に隣の席に着席、ビールを注文。めっちゃ席ガラガラなのにわざわざ隣に座るとは。しかしその時は別段気にも止めなかったのだった。が。なんかさっきからいや〜な視線感じるんですよね、っておい!さっきのおっさんやないかい!!案の定話しかけてきましたよ、彼。「お姉さん、何してんの?」「(見りゃわかるだろボケ)勉強っす。」「ふーん、何の勉強?学生さん?」「(あーまじうるせー)あー、まあ。」「お姉さん、美人ね、彼氏いるの?」「・・・。」「僕はね、頭悪いの、でも友達っていうか知り合いに弁護士と税理士と・・あとなんだっけ、いるの。」「・・・。」「ね、もしかして邪魔?僕邪魔かな〜?」はいはーい、ついに私めもキレましたよ。目を見据えて言ってやりました、「ジャマ。」。彼は一瞬捨て犬のような悲しい目をした後すごすごと退散、しかし帰り際に突如逆ギレですよ、「でもね、これくらいの邪魔で勉強できないようなら大物にはなれない(断言)。」呆気にとられて見ていると、最後に「グッドラック!」と颯爽と決めて去って行きました。だからジョナサン通いは止められない!