びば!つげワールド

kakiko2004-09-12

行ってまいりました。新文芸座。久々のオールナイトとあって体力的にやや不安はあったものの、兼ねてより楽しみにしていた4本立て、行かないわけには参りませぬ。今回上映されるうち「ねじ式」だけはDVDで見たことがあったのだが、他はまだ見ておらず、こりゃあ楽しみじゃと始まる前から気分高揚。まずは「リアリズムの宿」、2003年制作・山下敦弘監督作、もう、この映画私の中では今期最高峰ですよ。ものすごうく面白かった!!登場人物がみんな適役で、その画、間の取り方、会話、人間性等等じんわり滲み出てくる可笑しみが随所に散りばめられていて、観衆も一緒になって大笑いしてましたよ。いやほんと、最高でした。主題歌はくるりでこれまた素敵。エンドロールの最後まで楽しませてくれた映画でしたね。DVDでも出てるらしいので皆さんも是非ご覧になってください。「ねじ式」はまあ原作同様シュールすぎて?な部分も多いが、浅野忠信ファンとしては彼の裸体を見ることができて大満足と。続いて「ゲンセンカン主人」1993年制作・石井輝男監督作。こちらも素晴らしい。佐野史郎主演、これまたはまり役ですよ。あの淡々とした雰囲気が作品とマッチ、脇役も皆個性的。つげ漫画の世界観を忠実に再現している感じでした。で、ここまで終了した時点で既に3時半、「無能の人」も見たかったのだが如何せん睡魔が・・。というわけで泣く泣く断念、まあしかしこれはDVDで見ればよかろうということでその辺で仮眠しておったタクシーの運転手を無理繰り起こし帰宅いたしました。いや、実はちょろっと飲んでから帰ったんですがね・・。今月金欠だわ!って月末までまだまだあるのに・・。いざとなったら別宅に転がりこむべし。