今度はピカソ展

kakiko2004-09-29

昨日ブリッコ美容師Uちゃんと一緒に東京現代美術館で企画展示されているピカソ展に行ってきた。先日見てきたマティスピカソは同年代、どうやら交流もあった模様。私はそれほどピカソに興味があったわけではなかったのだが、そうはいってもそれは中学生時分の感覚であり、今見ればまた違った印象を持つかもしれぬと訪れてみることにしたわけである。東京現代美術館には今回初めて訪れたのだが、木場公園の端にあるため途中公園内をぶらぶらしながら向かった。秋晴れの青空に心地よい風が吹き、公園の木々がさわさわ揺れている・・嗚呼、良き哉、これは乾杯しなければ拙かろうと急ぎ缶ビールを購入、ベンチに座ってキュッといわせ、くはーっ気持ちE!しばしぼんやりしていたのだが、気が付けば隣のベンチでは健康サンダルのおっさんが爆睡しており、その周囲になぜかハトの大群が群がっておる(Uちゃん嬉々として激写!)。おっさん食べ物らしきものなど待っていないのに。体臭・・?scientistの血が騒いだが(嘘)おやじの体臭とハトの習性について考察しても仕方ないので愈々美術館へ。平日とあり人は疎ら、広々としたエントランスホールは日光がいっぱいに射しこんでおり心地よい。今回の展覧会の副題は「躰[からだ]とエロス」新古典主義に続く1925年から第二次世界大戦前夜の1937年までの作品を中心に展示している。キュビズムを生み出して以降の、シュルレアリストと交流した時代の様々な身体表現を見ることができる。しかしピカソシュルレアリストの影響を強く受けていたとは知らなんだ。言われてみればああ、そうですね、確かに。いやいやしかし、やはりあんまりピンとこなかったなあ。中には素敵な作品もあったのだが、全体として好きではないですね。ああいう雄々しい筆致が苦手でして。私はどちらかと言えばPaul Kleeのような優しい画風が好みなのです。でも絵を見ながら一体何処までが顔か?やらこれって何?歯なの??やら考えるのは面白かったですがね。しかしながらもし自分が裸体のモデルになってハイ、出来ましたーとあんなん見せられたらショックやわァ。オッパイだけかい!みたいなね。