昨日の日記を

書き終えた瞬間、うわァ・・・なんかキモいなァこの文章。特にオチが。と思い、早速パソコンにむかって何やら作業中のmamiお姐さん*1に声をかけ評価を依頼。で、姐さんは「キモくはないが、オッサンがウヰスキーについて書いたみたいな文章だわ。」と評してくださいました。確かに!また「飛行機の座席に置かれてるパンフレットに載ってそうな文章」とも。これまた言い得て妙!なるほど、私も書きながら薄々どこかで読んだような文章だなァとは感じていましたが、これで納得です。筆者の顔が見えないザ・当り障りのない文章!しかしながらオッサン臭漂う文章とはいかに。アタシってばまだピチピチ26歳♀だというのに・・・(謝ります、すいません)。おそらく多感な中学生時代にパチ沼の中に芽生えた「自意識過剰な文章は不快!」という過剰な自意識による産物だとは思いますが、何もオッサン風味にする必要はなかったのに・・・。それにしても、パチ沼の書く文章とは対照的に、小説家の書く文章ってのは本当に不思議なもんで、たとえ短い抜粋だったとしても「ア、これはきっとあの小説家が書いたに違いない」ってことがパッとわかるものね。一文一文に「○○作」ってラベルしてあるみたいに作家の特徴が刻まれている。逆にいえば程度の差こそあれ、パンフレット的な文章を書くような小説家はうんこであるということだろう。まァエッセイストに関してはある程度意図的に「パンフ文」を書かねばならないと思うが。というわけで私が現役小説家の中で最も傾倒しているのが町田康なわけだが、何故かといえば他に「似てる」傾向の作家がいないから(私の知る限りにおいてですが・・・狭ッ)。最近の小説は暴力とかセックスとか、そういう類の描写でもって小説のテーマを表現しようとするものが多いような印象を受けるのだが、どうも私はそういう手法に馴染めないのである。もっとこう、他にないのかなァ、表現の仕方って?うむ、しかし私は文学少女ではないので知識が乏しいだけかも知れぬ。もしこれぞという作家がいたらみなさん教えて下さいまし!

*1:勉学に励んでいると見せかけてトンデモサイトをみて悦んでいたりするので油断ならない。「新包茎手術日記」http://honny.at.infoseek.co.jp/とか。私も好きだが・・・。