ナイスの森

本日1000円で見られるということで雨の中渋谷まで行ってまいりました。「ナイスの森 The first contact *1

徹底的にこだわった映画を作るため、人気のクリエイターが集結! 石井克人、三木俊一郎、ANIKI。 ユニット名は“ナイスの森

ということでして、まァ私は『鮫肌男と桃尻女』『PARTY7』『茶の味』の石井克人監督しか知らないのだが、浅野忠信やラブ・池脇千鶴も出ることだし!てな軽い気持ちでまみさんとともに参ったと。
みなさんのレビューなどを見ると「全然面白くない・最悪!ムダ!」といったものと「面白い!最高!天才!」という両極端な意見にハッキリ分かれており、こりゃこりゃきっとクセのある映画に違いないとある程度覚悟はしていったのだが、うむ。なるほど納得いたしました。
この映画はオムニバス形式でして、かつ3分間の休憩を挟み「A面」「B面」に分かれているのだが、Yahoo!ムービーにあった以下のコメントが的を射ていると思います。

そんな彼らが織り成す21のエピソードを1本の映画にまとめる作業は、まさにミュージシャンが1曲1曲「アルバム」の構成を考えていくのと同様。本作は映画というより、1本1本の映像をユニットとしてのカラーや方向性を意識した“ナイスの森”の“ファースト・アルバム”的な意味合いがピッタリかもしれない。

ハイ、で私の感想はといいますと完全に後者「面白い!」でして、というのもこの映画はもう映画という枠から完全にはみ出しており、ストーリー性やメッセージ的なものを変に見出そうとするよりもコメディをそのままコメディとして楽しめばいいのだと思うのであります。単純に、頭をカラッポにして、ガハハと笑えばヨシ。確かに生真面目な人には向いてないのかなァとは感じましたがね。そして個人的にはやはり池脇千鶴が最高だった。まだ22歳だった時に30歳OL役ですから!見事にオバサン臭出てました。すげェ。あと加瀬亮もよかった。「スクラップ・ヘブン」を見たときも独自の雰囲気を感じましたが、今回はさらにダンスも披露しておりまた新たな一面を見せられたといったところでございます。
まとめますと、映画館で見る必要は全くないと思われますが、DVDで見たらそこそこ笑えて健康にいいんじゃないかと。ただし期待しすぎは禁物です!ハラショー!