パビリオン山椒魚*1

というわけでmami姉さんを裏切って先日ラクロサーらとともに観てまいりました。ヒゲ顎(ノットイコール顎ヒゲ)フェチで有名なフェチ沼、今回のオダギリジョー(の顎)は特にズキュンと来てしまいました!くへぇ、カッコ良すぎだろ反則だろその顎に齧りつきたいだろこんにゃろめ!!・・・あ、はいはい・・・一部に不適切な表現が含まれました申し訳ございませんでした。

物語は、伝説の動物国宝、オオサンショウウオ“キンジロー”に隠された謎を追う、コメディタッチの狂騒的サスペンス。そこに美人四姉妹の背後にある確執、キンジロー財団と犯罪組織間の陰謀と策略、ある女優の謎の死、母娘の愛情物語などを絡めながら、 強烈なユーモアを交えて描くエンタテインメント作品。

冨永昌敬監督作。「亀虫」という短編で注目を集めた若手監督(31歳!)らしいのだが、私は今作が初めて観る作品でした。テンポが速く、頭の整理がつかぬうちにあれよあれよと話が展開していってしまうのでこちらも常に脳ミソフル回転状態、ゼぇゼぇしながらようやく物語に追いついた頃にはエエー!?な結末が待ち構えておると。随所に散りばめられたシュールな笑いもなかなかにグッドセンスで、まぁアッちゅう間の1時間半だったね。個人的には香椎由宇ちゃんの演技が良いと思った。女子高生役なのだが、まだまだ子供だなぁという中に時折「女」を見せる見せ方が絶妙だった。全体的に「故意のチープさ」が漂っており、ちょいとばかり監督の悪意すら感じられたのは気のせいだろうか。しかしながら、観る側の頭の中に散々???を植え付けておきながら結局それに見合うだけの答えが用意されていなかったのが残念。???のつくり方は非常に上手だと思ったのだが、ただそれだけでは手放しに素晴らしいとは言い難い。なんたって見終わった後が気持ち良くないジャン。エンターテイメントを名乗る以上は観客をスカっとさせないとイカン。単に「もやっと」だけではオナニーと言われても仕方ないですなァ。落語と同じでオチでしくじると全てがぼやけてしまうのでR。いやいやしかし、どうでもいいけど山椒魚Tシャツ5800円もしなきゃ買ったのに。高杉晋作再び参上。つーか山椒魚てあんなデカイとは知らんかった。似非★獣医パチコ、またひとつ成長したゾ★・・・ええ、わかってますとも。役に立たない知識および私・・・とほー!