なんば走法の憎い奴

というわけで、前述のnicoちゃんは巷に蔓延しておるデューク更家ブームと逆行して、古武術なんば走法を体得すべく日々鍛錬を重ねているらしい。なんば走法はかの末續選手が取り入れていたということでちょっと前に一躍脚光を浴び、そして世の常、瞬く間に忘れ去られていった。微妙な時間差で今ごろマイブームなnico氏はさすがである。なんでも彼、最近古本屋でなんばについて書かれた本を発見し、熟読、これは素晴らしいと感化され、早速自分にも取り入れてみむとて練習を開始したとか。電車内でなんばについて熱心な解説を施し、駅構内でその一部を披露しておる氏は不審者さながら、駅員に報告するべきか些か迷った。まあよい。で、自分でもなんばについて少し調べてみるかしらんと検索してみたところ、胡散臭いページを発見したので以下に引用、紹介。

なんばの歩走行は簡単だった

現代の四肢対角線歩走行法は肘を持ち上げ肘を体前方へ振ることによって上半身の重心を前方へ移動させ速い走行を可能にしている。またこの走行法は四肢の対角線動作により体中央に体の垂直軸を生じさせている。一方、なんばは対角線歩走行法論(体バランスの作り方)からでは矛盾が起き難しそうに思えるが、実は簡単に歩走行出来またすぐに馴染むことがわかった。その走行法の要領を述べると、
1) 肩腕をだらりと下げてリラックスする。
2) その状態から足のみ走行状態に入る
3) 次に着地後に持ち上がる足と同期させて同側の肘を柔らかく若干曲げる
4) その足の下降開始と同時に肩を下しながら肘も伸展させながら手を後方へ振る
5) この動作を左右繰り返す
なんば走行に慣れるためには、体を「ゆる」の状態にし着地足側に体を揺すって、また肘が楕円を描くよう後方側に振ってリズムをとるとよい。走行ができるようになったら同要領で歩行を試みる。
この結果から四肢対角線法となんば法との相違点は、前者が肘を持上げての腕前振りであるのに対し、後者は肘を落としての後振りであることがわかった。また、前者が腕肩の筋肉を使うのに対し、後者は殆どそれらを使用しない「ゆる」の状態で走行でき、また足腰への負担をほとんど感じさせない点が特徴的であった。

ゆるって。ちなみにnico氏は下り坂にて実践、非常に危険・困難と判断したらしい。当然である。