あり得ない光景

kakiko2004-10-18

一人なら絶対見ないであろう映画「アイ,ロボット」であるが、「アレがいい!」と強く所望しますところの一ウィル・スミスファンの要望に応えるべく一緒に観に行くことになった。で、場所は上野の映画館。普段は渋谷か池袋、あるいは飯田橋ギンレイホール等で映画を観ているため上野は初体験だったのだが、日曜日とあってなかなかの大盛況、チケット売り場や売店も年季が入っておりその昔家族で行った地元の映画館を髣髴とさせる雰囲気でございます。で、愈々入場のお時間、列をなした人々に混じりゾロゾロ入り口までやってきますと、狭ッ。ミニシアターだったのここ?!席数の少なさもさることながらスクリーンのサイズもごっついちっさいし。初めて見ました、あんなちっさいの。まァある意味ホームシアターっぽくて若いカップルはもれなくおうちデート気分が味わえると。んなこたァないと。隣に陣取ったホスト系&ギャルカップルも文句たれてましたよ「maji狭くない?(語尾上がり)」と。うん、maji狭いよ。さて、本編開始、いきなりウィル・スミスの裸体登場!Wa-o!スゴイ肉体ですよ、ええ、この胸筋!尻とかキュッとしすぎ!腿太すぎ!全くの偏見ですがここまでマッチョだとサルっていうか・・頭悪そうに見えてまいりますね。で、話の筋ですが、以下引用。

人間とロボットとの共存は、3原則によって守られていた。 しかし、人間の夢であったロボットは、ある日、夢をみるロボットへと進化を遂げた……。 それは、友なのか、敵なのか。US版アトムは夢を見るのか?最新アニメの『イノセンス』にも通じるロボットと人間のかかわる世界を描きだす。アイロボットはウィル・スミスが魅せる未来の物語。

だそうで。アイザック・アシモフ原作らしいのだが、一見深そうなテーマを扱っているかに見せかけそこはやはりハリウッド映画、相当ライトでしたよ。アクションシーンはさすがの大迫力、CG技術もここまで進化したかと。でもねえ、革命を企てたロボットの台詞が「人間達は戦争を起こし、環境を破壊します・・・」とかだしね。全くもってライトです。しかしながら視点を変えると相当おもろいですよ、この映画。私なぞ幾度となく噴出しそうになりましたさ。ロボット同士が格闘するシーン、なんか笑えるんすよ、これが。動きがコミカルで無表情なくせに本人達は大真面目で闘ってるみたいだし。あと高速道路でウィル・スミスの運転する車に大量のロボットが襲いかかってくるシーンがあるのだが、これもツボでしたね。つーかロボ多すぎだし、絶対死ぬでしょ、ウィル・スミス。ま、例の超人的身体でもってばっさばっさロボめらを倒していくのだが、ロボの一体がトレーラーのタイヤの下敷きになって木っ端微塵になるところ、危うく爆笑するところでした。その時のロボの顔ったら!グシャっとなっても無表情!思い出して薄ら笑いですよ、今。なんだかんだで結構楽しませていただきました。皆さんも是非!・・とまではいきませんがネ。