初体験

kakiko2005-05-06

普段はのび太並みの寝つきのよさを誇る私だが、昨夜は午前2時すぎに床につくもなかなか寝付けずにいた。しかし眠れないことにさほど焦りを感じる性質ではないので、まァ眠くなるまで妄想しつつ起きてるかと腹を括っていたところ4時を回っても一向に眠くなる気配がない。仕方ないのでシャワーを浴びてみたのだが愈々頭は冴え渡るばかり。むう。これはいかに。隣で寝ているブリッコは「うふふ」だの「ヒュ−!」だの奇声まがいの寝言を吐いておる。一体どんな夢をみてるというのか。しかも異様に寝相が悪く油断しているとエルボーアタックを私の脳天にかましてくるので性質が悪い(悪すぎる)。正直痛すぎてぶちギレそうになったがここはオトナ、グッと我慢のパチ沼であった。さて、そんなこんなでいよいよ6時近くになったであろうか、窓の外が既に白んできた頃ようやく私もウトウトし始めた。よし、このままうまいこと寝てしまおうと思った矢先にその恐ろしい出来事が起こった。金縛りである。「!」あまりの恐ろしさに私は反射的に隣のブリッコを起こさんと腕をあげようとしたのだが体が全く言うことを聞かない。声を出そうにも全く舌が動かない。25年生きてきてこんな経験をしたことがなかったので相当焦ったのだが、なによりも恐かったのは自分の体の中に何か「別の人」が入ってこようとしている感覚に襲われたことだ。必死に抵抗しようともがく私、正体不明の「誰か」、感覚だけの存在となった自分自身をどう操ればいいのか全く検討もつかなかった。その後どうなったのかは覚えていないのだが、気が付くと9時の目覚ましが耳元で鳴り響いていた。あなおそろしや。これがかの金縛りというものか・・・。あの奇妙な感覚・・・。マロ〜ム。一歩間違えばうっかりアッチの世界に行ってしまいそうな勢いだった。恐すぎ。