美術館にガキを連れてくることの浅はかさ

kakiko2005-05-23

先週の金曜日にid:seiwaさん(nicoちゃんのこと)と竹橋にある東京国立近代美術館に行ってきた。お目当ては言わずもがなゴッホ展、先日一度訪れた時はあまりの混雑ぶりに泣く泣く断念したのだが、今回は昼時をはずした平日を選んだのでさすがに大丈夫だろうと張り切って参ったのだった。首尾よく到着、前方を見やるに、エエーッ!?前回×3くらい混んでるし!80分待ちとかいっちゃってるし・・・。二度までも断念せざるを得ないとは・・・。ゴッホ、大人気(嫉)!nicoちゃんが「精神的貴族はこんな雑踏の中では絵を鑑賞できない」とかなんとか憎たらしいことをいいよるので、130円(安ッ)払って常設展をみることにした。「近代日本の美術」と題されるギャラリーは以前にもみたことがあったのだが、隣で繰り広げられる狂乱のゴッホショックとは裏腹にここはひっそり静まり返っている。ザ・精神的貴族&博識人間nicoの解説(?)を聞きながらじっくり鑑賞でき、なかなか楽しい時間を過ごせましたよ。最後にみた中村正義(1924-1977)氏の作品《源平海戦絵巻》全5図(「紅白吐霓」「海戦」「玉楼炎上」「修羅」「龍城煉獄」)が特に面白かった。何がいいって、武士たちの顔ね。とくに平家側の武士やら女人やらはバッサリ斬られて血ィ出してるもんだからそりゃァもう苦悶の表情ですよ。笑うところではちっともないのだが、そのタッチが岡田あーみんのそれにそっくりだったので思わず吹き出してしまいました。あの表情は反則だと思う。それにしても結局ゴッホは見れず終いだったなァ。なんであんなに人気なんやろ。
で、本日の収穫。今回nicoちゃんから学んだこと。