幸せな一日は朝イチの映画から始まる

kakiko2005-12-14

今日は予てからmami姐さんと約束していた「東京ゾンビ*1」を観にいって参りました。もともと原作は花くまゆうさく作のマンガで(といっても私は読んだことはないが)、その主人公のアフロとハゲに扮するのはかの浅野忠信哀川翔。浅野さんのアフロはよしとして哀川翔のハゲって!Vシネマの帝王がホントにつるッパゲでスクリーンに登場してしまうのかッ?!てなわけで逸る気持ちを抑えつつ入場!

ちょっと未来の東京。町の片隅にある消火器工場で、二人働くフジオとミツオは、毎日柔術の練習に明け暮れていた。柔術の師としてミツオを慕うフジオ、そんなフジオをかわいがるミツオ。二人は年齢を超えて兄弟のように親友のように、時にはそれ以上の絶対的な関係性で結ばれていた。そんな二人の前に現れたのは、産業廃棄物のゴミ山’黒富士’から現れてきたゾンビたち。そしてゾンビはどんどん増殖を始めていく…。ロシアに行って最強の男になるという夢を叶える前に、なぜかゾンビと戦い、人類滅亡の危機に立ち向かうことになってしまったフジオとミツオ。果たして彼らに地球は救えるのだろうか!?

ハイ、マンガが原作だということで筋はもう上記の引用そのままなのです。しかし、この一見くだらない内容を見事に愛と感動の物語に仕上げているところがスゴイ!監督の手腕もさることながら、なんといってもこの映画のキーマンは哀川翔その人でしょう。浅野忠信は言わずもがな役柄にマッチした演技をしていてとてもよかったが、この映画をここまで味のあるものにしたのは哀川翔さんの方ではないでしょうか。いや、もう私め、ハッキリ言いまして今日から哀川翔ファンになりました(惚)。ハゲでチビなただのオッサン役なのに台詞を吐く様が悉くカッチョE!!いや、決して台詞自体はカッコイイ訳ではないのだが、哀川(ハゲ)が言うと「男ならロシアだ」も痺れるゥ!特にグッときたのはやはりミツオ(哀川)がフジオ(浅野)に自分が癌であると歌にのせて告白する長回しのシーン。哀川の微妙〜な歌に感動して泣きそうになりましたよ、ほんと。このシーンだけでも見る価値あり。ぜひ。ちなみに感動の勢いでキーホルダーも購入。家の鍵用にしよう。