これは絶対に行かねばならない

kakiko2005-12-16

先ほど朝日新聞を読んでいたら年明けから東京国立博物館で催される「書の至宝−日本と中国*1」の記事を発見。先日北斎展に行ったときに確か告知されていた気もする。

王羲之欧陽詢、蘇軾、聖徳太子空海、道風、光悦、良寛――名筆、時空を超えて一堂に。
 書は東洋における最も美しい芸術の一つとして知られています。古代中国に発祥した漢字は、文字本来の機能が追求される一方、常に美的な側面からもとらえられてきました。王羲之らによってその芸術性が高められた書は、王朝の交代や民族の興亡を越えて延々と受け継がれ、幅広い書の表現を可能にしてきたのです。

王羲之欧陽詢、蘇軾・・・書道界の超有名&ビッグな方々が勢ぞろい!やばい、絶対見たい。高校とかで書道の授業をとった方(あとは日本史を専攻した方)なら聞き覚えのある名前ばかりだとは思いますが、私もこの偉大な書道家の作品をいくつか臨書した覚えがあります。空海の風信帖もがんばって臨書した作品ですが、生で観たことはもちろんなし。嗚呼!興奮してきた。いいの?こんなに盛りだくさんで!他にも紀貫之藤原行成など仮名の作品なんかも豊富で堪りません。書道といえば高校時代を思い出しますねぇ。私は中高と書道ブだったのだが、本格的に書道にはまったのは高校時代。「お習字」のイメージの強かった書道をはじめて「芸術」として認識したのもこの頃でした。墨塗れになって展覧会に向けた作品作りに励んだり、合宿とかいって高校に泊り込みで朝まで書きまくったこともあったあった。この頃は裏打ちとかも自分たちでやっていたからすごい。若い。私は墨の匂いが大変好きでして、よく墨を磨りながら匂いを嗅いでました(で、鼻先に墨をくっつけたりしてました)。授業をサボって失敗作の半紙の山の中に寝ていて顧問に見つかり怒られたこともあったなァ。「何してるんだ!」って。まァそりゃそうだ。女子高生が半紙に包まって寝てたら、ネ・・・。というわけで私の青春の思い出はほとんど書道と書道ブの仲間と部活帰りに買って食べるコロッケ(30円〜)に集約されるといっても過言ではないと。田舎の女子高だったせいか異性との出会いもなく色気とは程遠い生活でしたが、なかなかに体験できるものではない有意義な3年間だったと思います(ま、今も別段色気のある生活送ってるわけでもないが・・・)。大学に入ってからも一応書道サークルに入部したのだが、ラクロスの方に集中してしまい結局続けることができませんでした・・・しかしまた機会があれば再び筆で作品を創りたい!まずは写経したい!