宇都宮美術館

年末に予告しましたように、年が明けて5日の日に遥々電車とバスを乗り継ぎまして宇都宮美術館に行ってまいりました。「帝京大学」で悉く人が降りてしまい、乗客は私ひとりに。幾ばくか不安を覚えつつもなんとか目的地へと辿りつきました。午後1時くらいに到着したのですが、天気は快晴、予想以上に素晴らしい景色にしばし心を奪われてしましました・・・。 
そしていよいよ美術館へ。エントランスには面白いオブジェが。外観もキレイで早くも心躍ります。

で、この日は常設展のほかに特別展として「版画に見る印象派展」と「You & Me & Poster きみとぼくとポスター展」が開催されておりまして、いずれもなかなかに興味深いものでした。印象派というとすぐにモネやらマネやらの油絵を思い浮かべますが、このような画家たちもエッチングによる作品を数多く作製していたそうな。実際に観ますと、エッチング技法特有の精緻な線にまず驚かされ、また色彩に乏しいぶん鑑賞者の自由な感性でその作品に色づけすることができるという新たな楽しみ方も発見いたしました。ポスター展では世界各国のポスターコレクションが展示されており、版画と対照的にいずれもカラフルで観ているだけで楽しい気持ちになりました。


併設されているレストランで遅めの昼食をとった後、絵葉書やらパラパラマンガやらをお土産に買って帰りました。久しぶりに心休まる優雅な1日でした。