フェイント

帰ると見せかけて(誰にだろう)書いちゃおう。ひょひょウ。
昨日ラボの同期のむっちゃんとお洒落スポット表参道に行った。といってもお洒落目的ではなく「浮世絵太田記念美術館*1」に行くため。我々言わずと知れた浮世絵ラバーでして、むっちゃんは特に写楽の「市川蝦蔵 竹村定之進」がお目当てらしく、私もそれを楽しみにしていたのだが、実際蝦蔵を目の当たりにした感想は「息をしている」。この役者の存在感や演技力が相当なものだったに違いないと、21世紀に生きる私が肌で感じた。感動。この日は外国人も結構見学にきていたが、一体彼らには浮世絵というものがどのように捉えられているのだろう。というわけで外国人向けに英語で書かれた北斎のガイド本をゲット(ほんとは見た目がカッコEからだけど)!!これを読めば「UKIYOE」について少しは理解できるかしら?楽しみ。

ちなみに噂の表参道ヒルズにも寄ってみたが私にとっては全く興味をそそられない場所だった。設計は安藤忠雄らしいが、全体的にコンクリートなところが「ああ、っぽいね。」な感じだった(なぜか私の中でコンクリート仕様=安藤忠雄という短絡的な思考回路ができあがっているのだ。いつからだろう・・・?)。まァよほどのことがない限り再訪はないと思われる。ボロいけど同潤会アパートのがしっくり街に馴染んでいたと思う。懐古主義なわけではなく、そのコンセプトと建築全体が好きになれないのだ。裏原宿のカフェで一杯やったあと我々は再び本郷へ。地下鉄から普段通いなれた道に出ると、妙にホッとした気持ちになった。