「お笑い男尊女卑」をめぐる考察(めずらしく真面目)

おとなり研究室の後輩、ワタナベくんのmixi日記を読んでいたら唐突にパチ沼の名前が出てきた。ふぉ!?と思い読み進めるとマイブログがこれでもかというほど褒めちぎられていた。普段まったくもって褒められ慣れていないので狼狽、「天才的に面白いひと」などといった表現は即刻墨塗りの刑に処したかったくらいであるが、まァそれでもこのような好評価をいただけるというのは嬉しいものでございますなァ照れますなァ恥ずかしすぎて死にたいですなァ!
ハイ、でもって彼の考察の中でちょいと面白い箇所があったので長いけど引用。

・・・女性なのにふりきれていてかなり面白いです。たいてい女性は爆裂に面白くはないという法則が僕はあると思うのですが
(お笑い男尊女卑です。たぶん女性は笑いが完全に普段のコミュニケーションの中にとりこまれてしまっているので、攻撃的に笑いをとったりと面白いことをしてやるということを常に第一目標としているような爆発的な人は基本的にいないのだと僕は思っています。実際芸人さんでも女性芸人って面白い人少ないし。オチケンなんかに入ってくる子でも舞台に立つと途端に思い切りが悪かったり、まず声がでないとか ネタ以前でなかなか難しいことが多かったりと正直女性は戦力外のことが多いわけです。)
 こういった偏見をみごとにくつがえしてくれた女性を思わぬタイミングで発見し、お笑い欲を一切すてた今となってもさすがに驚いたしだいです。・・・

女性に「攻撃的に笑いをとったりと面白いことをしてやるということを常に第一目標としているような爆発的な人は基本的にいない」というのはズバリその必要がないからなんでしょうな。すなわち面白く在ることで得る利益が男に比べ圧倒的に少ないことに起因するのではないかと。やはり女性に求められる最大の価値といえば、まァさまざまなご意見がございましょうがやはり「美」、しかも大体は外見的な美なのではないでしょうか。私自身もそうでしたが、女の子は幼少時期すでに「自分の外見」についてある程度自覚的になります。社会の価値観がそうさせるのか生物学的にそういうものなのかはわかりませんが、とにかく男の子に比べるとそうした自己認識が早期のうちに為されることは確かでしょう。で、当たり前ですがカワイイ子とそうでない子がいる。他にも「頭がいい」「歌が上手い」「あしが速い」など様々な価値の尺度があるにも関わらず「外見の美」なるものが絶対的な力をもつため、残念ながら美しくない女の子にとってはそれが多かれ少なかれコンプレックスとなってしまうわけです。芸人さんはたいがい不細工or並な方が多いですが、一見女を捨てているかに見える女性お笑い芸人に時折垣間見える「女である意識」がイタさとなって我々に感受され、その面白みを減少させてしまうのだと思われます。
というわけで、私の文章がもし面白いとすればそれは日記を書いている時だけ意識的に「女である意識」を消しているからだと思います。無論私も女である以上外見的なコンプレックスやらなにやらあるわけですが、そうした意識はこのブログのコンセプト「アホ話をライトに書く」にとって無用なものなので積極的に排除しているわけです。とどのつまり何を申し上げたかったかといいますと、私パチ沼は決して天才的に面白い人間ではないと、ええ、そういうことですよ!むしろ日々努力に努力を重ね、皆様に笑いをもたらそうと精進しておるわけですよ!ザ・影の努力者!ひょう!
あれ・・・、でもこの努力って一体何のためにやってんだろ・・・?ヒデブ・・・。