私の素敵なクリスマス

ゴールデンウィークに纏わる素敵な思い出がないので(そして鬱なので)クリスマスの思い出について語らせてください。
あれはいつのことだったか。まだ肌オブパチ沼が水を弾いていた頃の話だと思います。その日はクリスマスイブ。その男性(男性と書いて「ひと」と読むのがトレンディです)と過ごすクリスマスも3度目で、外出もいいけれど今日はおうちでマッタリお祝いしようということになったのでした。ケーキやらシャンパンやらを買い込んでその男性の部屋に。もちろん私はウキウキです。迷った末に買ったプレゼント、喜んでくれるとイイナ★
一人暮らしの狭い部屋だけれども今日は特別に華やいで見えます。さァ、テーブルをセッティングして・・・。
「ねぇ、ちょっとここ手伝ってくれる?」
「あ、ああ、ウン・・・。」
普段からテンションが高いひとではなかったけれど、どうも様子がおかしい。何かあったのかしら?しかし私は一切お構いナッシングに準備を進めたのでした。だって、今日はクリスマスイブだものね★
そして準備が整い乾杯の時。
「メリー・クリスマス!」
「メリー、クリスマス・・・。ハァ・・・」
さすがにこの溜息には普段温厚な(嘘)私もキレました。
「さっきからなんなのサー!全然楽しそうじゃないジャン!プンスカ!」
すると彼は沈鬱な面持ちでその重い口を開いたのでした・・・。

俺はもうダメや・・・もうアカンねん・・・。今日、うんこしたらな、(溜息)・・・血が出てん。・・・痔や。あ、笑い事ちゃうで君。キ●ヒコ(父親)も痔ィなんや、遺伝やわこれ。君知らんやろ、痔ィの辛さを。ほんま酷いで。キ●ヒコなんかトイレの天井まで血ィとばしよったんやで。今でも跡残ってるもん。いやいや、ほんま笑い事ちゃうて。はァ・・・。俺はもう一生痔なんや。一生治らへん・・・。いや、絶対痔やって。さっき鏡で確認したんやけど、赤い疣みたいのあったし痔やわ絶対。あかんわ。痔や。・・・君、見るか?痔。

見ました。すんごい見ました。これ以上ない屈辱的なポージングの彼、そしてその局部をまじまじと見つめる私。ああ、こら痔ィやね。ハハ、痔ィ!アハハハハハ、ぶぶ、ぎゃははははーーー!!!
その後なんとか彼を慰め(笑いを堪えつつ「きっと治るYO!」とかなんとか言って)その日は何とかやり過ごしたものの、彼はしばらく痔の恐怖から立ち直れませんでした*1・・・ぐふふ!
というわけでクリスマス・イブならぬクリスマス・イボのお話でした。嗚呼、ファーフロムロマンチック!

*1:その後別れてしまったので痔の現在は不明。きひひ。