エントリーシート

文章を書くことは嫌いでないとはいえ、こうもエントリーシートばかり書かねばならぬとなるとさすがに嫌気がさすよ、よよよ。しかも毎度毎度同じような内容、まァそれはそれで使い回しがきくので良いとして、無駄に会社の個性を打ち出さんとする設問には愈々立腹である。先達ても「あなたが普段考えていることを書いてください(800字)。」といった曖昧模糊としたお題が与えられヌあんじゃこりゃァと優作調に叫んだ次第。貴様、普段考えてることなんて書いたら放送禁止用語まみれになるに決まってるだろ!ヌオー!
ということで皆様、ここは思い切って私が普段考えていること―本音ヴァージョン―を掲載してみたいと思いますので、人事担当者になった気分で思う存分添削・評価して下さい!

私にはひとつ心掛けていることがある。「何事にも偏見を持たず、まず在りのまま受け入れてみる。」という姿勢だ。だがこれはそう容易なことではない。例えば電車で隣に座った女性が本を読んでいたとしよう。その本のタイトルを見て貴方は愕然とする。<「家畜人ヤプー」!一体この女性の異常性癖たるや如何ばかりのものか!獣姦?いや、少なくとも騎乗位=正常位と認識しているに違いない・・・なんてこった!>と一種の憐れみさえ抱きかねない状況だろう。だが本当にそれは正しい解釈なのだろうか。あらゆる可能性を放棄してまで彼女を異常性欲の持ち主であると断定することが果たして妥当なのか。私はそうは思わない(騎乗位が正常位であると何故言えないことがあろう?)。物事の本質を見極めるためにはこうした偏見を取り除かなければならないのだ。そこで私は偏見をなくすトレーニングの一環としてエックスジャパソのアルバムを聴くことを自らに課した。恥ずかしながら私は生まれてこのかたエックスジャパソの曲を通して聴いたことがなかった。それにも関わらずエックスジャパソファンに対する偏見を持ち続けてきたのだった。私はアルバムを借り、ついにそれを聴いた――そして知った。彼らの音楽が、本物であることを。以下、特に感銘を受けた歌詞を引かせて頂きたい。
「街を出よう 地下鉄の馬車に乗り
レザーのタキシード デニムのドレスで
今夜ネオンのまたたく 虚飾のエデン
星を買いに行こう・・・」
私は今、声を大にして言いたい。「フォー・エバー・ラブ」

また時間を無駄にしてしまったよ・・・ダレカタスケテー!!